「お宮参りの着物って、誰が買うのが正解なんだろう」
「そもそも着物ってお宮参りに必要なのかな」
と悩んでしまいますよね。
子どもの健やかな成長を願う行事ではあるものの、本当に着物は必要なのか、誰が購入すべきかわからないことだらけではないでしょうか。
そこで、お宮参りの意味や着物が必要な理由、購入するなら誰が良いのか紹介していきます。
この記事を見ればお宮参りの意味や着物の必要性がわかり、どうすれば産着を安く手に入れられるのかがわかります。
「どうやって着物を用意しよう」「誰が用意すればいいんだろう」と悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
お宮参りっていくらかかるの?必要な費用と産着の重要性
赤ちゃんが生まれたことを報告し健やかな成長を祈願するお宮参りは、室町時代から続く伝統行事です。
さまざまな事情で参拝しない人も増えてきましたが、なぜお宮参りをするのか、なぜ着物が必要なのか理由があります。
最近では赤ちゃんの成長を願うと同時にお披露目の意味合いもあるお宮参りですが、時期や必要な費用について詳しく紹介していきますね。
お宮参りの意味や参拝する時期
赤ちゃんの誕生を氏神様に報告する行事のお宮参りは、生後1ヶ月前後に地元の神社へ行くのが一般的です。
昔は医療の未発達などで赤ちゃんの死亡率が高く、神社で祈祷し神からのかごを受け健やかな成長を願うのが起源のお宮参り。
参拝する時期 | 生後1ヶ月~お食い初めの頃まで |
参拝する場所 | 神社やお寺 |
正式には「男の子は生後31日~32日」「女の子は32日~33日」に参拝するものですが、この日でなくてはいけないという決まりはありません。
赤ちゃんの生まれた時期や地域によってお宮参りをするタイミングは異なるので、ご家族の都合の良い日に神社や行き参拝してくださいね。
お宮参りに着物は必要なのか
最近は内着として利用するベビードレスだけで参拝をするご家庭もありますが、お宮参りの着物は赤ちゃんにとって初めての正装です。
お宮参りの着物の柄には赤ちゃんの成長を願うさまざまな願いが込められているので、どのような意味があるのか紹介していきますね。
- 「兜」は邪気や天才から男の子を守ってくれる
- 「虎」は強くたくましい子に育つように
- 「鈴」は神様に鈴の音で願いを届けられるように
詳しくはお宮参りに産着が必要な理由でも紹介していますが、一生に一度のことなので着物はあったほうが良いです。
健やかな成長を願うための着物ではありますが、正装をして家族全員で記念撮影をすれば一生忘れられない思い出になりますよ。
着物以外に必要な費用
お宮参りには着物以外にも初穂料や会食費などがあり、数万円の費用がかかってしまいます。
あらかじめ着物以外に必要な費用は把握しておいたほうが良いので、必要な費用の目安を紹介していきますね。
必要なもの | 費用の相場 |
---|---|
内着(ベビードレス) | 5,000円~10,000円 ※レンタルの場合は不要 |
初穂料 | 5,000円~10,000円 |
写真撮影代 | 40,000円~/写真スタジオ 30,000円前後/出張カメラマン ※セルフの場合は不要 |
会食費用 | 2,000円~5,000円/1人あたり |
その他 | 両親の衣装代 交通費 |
祖父母からのお祝い金は5,000円~10,000円が相場と言われているものの、両家からのお祝い金だけではお宮参りの費用はまかなえません。
着物はレンタルし写真撮影をしない場合は初穂料と会食費だけで済むので、費用を抑えられますよ。
お宮参りの着物は誰が買うのが正解なのか
以前は購入し何代にもわたり使われていたお宮参りの着物ですが、最近ではレンタルで済ませる人も増えてきました。
お宮参りの着物は誰が購入すべきか悩んでしまうものなので、代表的な3つのパターンを紹介します。
- 嫁がせた側のの祖父母
- 一般的には母方の祖父母が着物を、父方が初穂料を用意することが多い
- 赤ちゃんの性別に応じて購入する
- 男の子なら父方の祖父母、女の子なら母方の祖父母が用意する
- 両親が購入する
- 祖父母ではなく赤ちゃんの両親が購入するケースもある
産着は赤ちゃんの性別で色柄が変わるので、性別に応じた着物を所有しているほうの実家から借りることもあります。
赤ちゃんの着物は誰が購入しなくてはいけないという厳格な決まりはないので、家庭ごとに話し合って決めてくださいね。
お宮参りの着物は購入とレンタルどっち?産着の費用を比較
お宮参りをしない理由の1つに「費用が高くなる」があげられますが、祈祷や食事会などはどうしても削れない部分ですよね。
そこで、少しでもお宮参りを安く済ませるために着物は購入とレンタルどちらが良いのか、費用を比較していきますね。
お宮参りで着物を着て写真を撮れば記念になるので、あったほうが良い産着。
少しでも費用を削るために、購入とレンタルの相場を紹介していきます。
着物を購入した場合
呉服屋で購入するのか、インターネットで購入するのかで費用は大きく異なりますが、安くても20,000円はかかってしまいます。
呉服屋ともなれば50,000円以上してしまうので、安く購入できる楽天市場で買った場合の費用を紹介します。
購入すれば自分のものとなり下の子や親せきに貸すこともできますが、最低でも25,000円程度の費用がかかってしまいます。
使用後にクリーニングに出すことを考えると30,000円以上は必要なので、予算に応じて購入するか決めてくださいね。
写真スタジオでレンタルした場合
写真スタジオでレンタルをする場合、写真撮影代とお宮参りの際の着物レンタルがセットになっていることが一般的です。
全国に400店舗近くあるスタジオマリオでレンタルした場合いくらになるのか、いくつかのプランを紹介していきますね。
基本料金 | 3,300円 |
額付き写真 | 7,990円/1カット 9,240円/4カット |
台紙 | 6,490円×枚数 |
画像データ | 5,500円 |
撮影前後にベビードレスと産着が借りられるので手間はかからないものの、基本料金と写真代を合わせて最低でも10,000円はかかってしまいます。
プロに撮影してもらうと何枚でも欲しくなってしまうのが親なので、予算は30,000円~50,000円程度必要です。
レンタルサービスを利用した場合
最近ではネットで着物をレンタルする人が多く、産着とベビードレスがセットで5,000円前後と安く借りられます。
レンタルサービスごとに最安値とラインナップが異なるので、おすすめのレンタルサービス3社の料金を紹介します。
きもの365 | きものレンタリエ | 夢館 | |
産着ラインナップ | 男の子 約75 女の子 約95 | 男の子 約70 女の子 約100 | 男の子 約80 女の子 約60 |
最安値 | 5,980円 | 3,400円 | 5,400円 |
レンタル方法 | 宅配 | 宅配 | 来店 宅配 |
レンタル期間 | 4泊5日 | 3泊4日 | 4泊5日 |
送料 | 770円 ※10,000円以上で無料 | 無料 | 無料~2,200円 ※10,800円未満の場合 最大4,400円 |
特徴 | 1泊2日の下見レンタル 全額返金保証サービス | コンビニで返却可能 無料で安心パック付帯 | 店舗で着付けができる 婚礼衣装も借りられる |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
色柄にこだわらなければ5,000円ほどでレンタル可能なので、浮いたお金をほかの費用に充てられるのがレンタルのメリットです。
着物の費用を抑えFammのような出張カメラマンを呼び撮影してもらっても、30,000円弱で済みますよ。
お宮参りの着物を買うかレンタルかで迷った場合は費用で考えるべき
着物は男の子と女の子で色や柄が異なるため、たとえ兄弟であっても使いまわせるかわかりません。
お宮参りだけでなく子育てには出費がつきものなので、安く済ませたい場合はレンタルで着物を借りてくださいね。
- お宮参りは赤ちゃんの健やかな成長を祝う、室町時代から続く伝統行事
- 着物は誰が購入しても問題ないので、家族と相談して決める
- 少しでもお宮参りの金銭的負担を減らしたい場合は、レンタルサービスがおすすめ
生まれたての赤ちゃんにとって初めての行事となるお宮参りは、一生に一度しかありません。
たった一度とはいえ子どもの晴れ姿を見る機会なので、ぜひ着物を着てお宮参りをしてくださいね。
レンタルなら5,000円前後で着物を借りられるから、費用面の負担を最大限に抑えられるよ。
基礎知識は
完璧!