着物買取で詐欺に遭うことはある！王道の手口と騙されないためにできることを紹介

「着物買取には詐欺が多いと聞き、不安に感じている」
「どうやったら詐欺被害に遭わずに済むのか」

と思うことはありませんか？

着物を売ろうとしても詐欺の話を聞くと、買取に出すのをためらってしまいますよね。

では、どうすれば着物買取詐欺に遭わず、着物が売れるのでしょうか？

この記事を見れば詐欺業者がどんな手口を使っているのかわかり、悪徳な業者を回避する方法がわかります。

「安心できるぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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年間数千件以上！着物買取の詐欺の実態がわかる3つの基礎知識

着物買取は「店頭」「訪問」「宅配」の3つの買取方法がありますが、詐欺をおこなう業者は利便性の高い訪問買取をおこなっています。

着物買取をうたい貴金属など高価なものを買い取る詐欺が多発し、国民生活センターにさまざまな被害報告が寄せられています。

詐欺がおこなわれる背景には着物ならではの特殊な事情もあり、被害報告が後を絶ちません。

着物買取詐欺の実態がわかれば悪徳業者を回避できるので、どのような行為がおこなわれているのか詳しく紹介していきますね。

1.驚きの国民生活センターに寄せられた相談件数

国民生活センターによると、不用品や和服の買取のはずが貴金属を買い取られたとの報告が年間数千件も寄せられています。

なかには相談せずに泣き寝入りした人もいるため、実際の被害件数はさらに多いと推測される訪問買取詐欺。

年数	相談件数
2019年	5,220件
2020年	6,018件
2021年	6,894件
2022年	1,409件（前年同期 1,288件） ※2022年6月30日現在

単純計算でも1日に15件以上の被害相談があるほど、いまだに着物買取を装った悪徳業者が存在しています。

とくに1人暮らしを狙った高齢女性が狙われやすいので、自分だけでなく両親も気にかけてあげてくださいね。

2.着物買取詐欺が多発している理由

「そんな簡単に騙されるわけがない」「自分は大丈夫」と思っていても、実際に着物買取詐欺に遭遇する人は非常に多いです。

なぜなら、最近では着物を着る機会が極端に減り、自宅のタンスに眠らせている人が多いからです。

詐欺が多発している要因はほかにもありますが、着物の価値をわかる業者が減り「どこで売ったら良いかわからない」というケースが増えました。

このような着物ならではの特殊な事情で買取に出さず自宅に保管している人が多いので、悪徳業者の餌食になってしまうケースが多いです。

3.着物買取詐欺王道の2つの手口

着物買取をおこなう詐欺業者がよく使う手口は、押し買いと買い叩きどちらかのパターンです。

この2つの手口は非常に多いものの、国民生活センターの相談によると最近は押し買いの被害が多く報告されています。

押し買いとは

着物や電化製品の買取を装い、高価な貴金属目当てで来訪する。
なかには「持って来るまで帰らない」と居座る業者もいる。

買い叩きとは

本来の価値よりもはるかに安い金額を提示し、無理に買い取る行為。
なかには「貴金属と一緒なら査定額を上げる」と脅してくる業者もいる。

どちらの手口も貴金属目当てに来訪して「高価なものを出せ」と一方的に要求してくるので、あまりにも悪質な場合は警察を呼ぶなどの対応が必要です。

最近では不用品や衣類などの買取を装う業者もいるため、着物以外の訪問買取にも注意してくださいね。

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着物買取の詐欺業者に共通する特徴

悪質な着物買取をおこなっている詐欺業者は訪問買取の話を持ち掛けてきますが、詐欺行為には共通する特徴があります。

「詐欺と言えばこれ」というほど王道のパターンなので、どのような詐欺行為なのか紹介していきますね。

押し買いと買い叩きはまったく異なる行為ですが、これから紹介する特徴を覚えていれば「これは怪しいな」と簡単に気付けます。

特徴さえ知っていれば悪徳業者を回避できるので、特徴を詳しく解説していきますね。

押し買い業者の特徴

押し買いは着物買取を口実に来訪し、着物以外の高価なものを無理矢理買い取っていく行為です。

突然の飛び込み営業で家まで押しかけ、以下のような行為をおこないます。

上記の特徴に1つでも当てはまれば詐欺業者である可能性が高く、できれば電話営業の際に断りましょう。

自宅に来てしまった場合は絶対に家の中にはあげず、しつこい場合は家族や警察に電話をして対処してもらってくださいね。

買い叩き業者の特徴

買い叩きは着物の価値を安く見積もり、あきらかに法外な値段で買い取る行為です。

着物をタダ同然で引取り高く売ろうとしているので、以下の行為に該当したら「怪しいかもしれない」と疑いの目を向けましょう。

着物の買い叩きをおこなう業者は専門知識がないことが多いので、着物に関する質問に答えられない時点で怪しいと確信できます。

もちろん優良業者でも査定で値が付けられないことはありますが、なぜ値段がつかないのかを説明してくれるので安心して査定を依頼できますよ。

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悪質な詐欺をおこなう着物買取業者を回避する5つのポイント

怪しい業者の特徴を知っているだけでも詐欺業者なのか判断できますが、かならずしも回避できるとは限りません。

そこで、詐欺業者に狙われてしまった場合の対処法を紹介するので、確実に対処できる知識を身に着けておきましょう。

着物の買取詐欺は1人暮らしの高齢者女性を狙うケースが多いので、家族の間で「知らない人は家にあげない」「何も話さない」などのルールを決めておくと安心です。

どのように詐欺業者を回避するのか、詳しく紹介していきますね。

1.営業電話をかけてくる業者は避ける

詐欺をおこなう業者は電話番号を入手し、手あたり電話をかけます。

電話帳に電話番号を掲載している家は電話がかかってくる確率が上がり、詐欺被害に遭いやすくなってしまいます。

「事業者名を名乗らない」「断られた相手へ再び電話をかける」行為は違法なので、警察に相談するなど適切な対応をしてください。

実績のある買取店は広告などで宣伝し電話をかける必要性がないので、わざわざ勧誘電話をかけてくる時点で怪しい業者かもと疑いましょう。

2.知名度の低い業者の買取は断る

あたらしく事業を始めた業者もいるため一概には言えませんが、知名度の低い業者は「信頼できるのかな」と1度疑いましょう。

知名度がある業者は安心感があるのも理由の1つですが、それ以外にも以下のような理由があります。

ネットで簡単に口コミを書き込める時代だからこそ、大手買取店が悪質な行為をすれば会社の評判に関わってしまいます。

どの買取店の公式サイトにも「査定額に納得できなくても手数料は一切かからない」と掲載されているので、なるべく大手の買取店から選んだほうが安心です。

3.室内に業者を招き入れない

着物買取業者が来訪しても、絶対に室内に招き入れてはいけません。

なかには着物の査定を口実に室内に侵入し、貴金属など高価なものの買取を強要するケースもあります。

仮に自分から自宅に招いた業者だとしても、玄関先で応対したほうがトラブルを回避できます。

どうしても室内での査定を希望する場合は、身分証や社員証を確認してから室内へ招き入れてくださいね。

4.高齢の売り主の場合は家族が付き添う

着物買取詐欺をおこなう業者は、おもに高齢の1人暮らしの家庭を狙い訪問買取をおこなっています。

「貴金属を出すまで帰らない」と脅し長時間居座るケースも報告されているので、かならず家族が査定に付き添ってください。

自分の家族や親せきが上記に当てはまる場合は訪問買取詐欺の被害に遭ってしまうかもしれないので、注意してください。

万が一悪徳な業者が家に突然来てもいいように、高価なものは預かっておくのも1つの手です。

5.社名や古物商の認可を受けているのか確かめる

買取業者も訪問時に社名や連絡先、古物商許可証の番号が記載された名刺や身分証の提示をすることが一般的です。

古物の売買をおこなう際に必要な古物商許可を取得しなくてはいけないので、かならず確認してください。

詐欺をおこなう業者は社名を明かさず、名刺の提示を求めても拒否されることがほとんどです。

詐欺業者に騙されないためにも、相手の素性をしっかりと確認してから査定を依頼してくださいね。

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大手業者なら安心！詐欺は絶対にない信頼できる着物買取店3選

いざ着物を手放そうと考えても、最近では着物の買取をおこなう業者の数が減ってきてしまいました。

「詐欺が怖い…」着物買取でよくある3つの疑問

「詐欺が怖くて着物が売れない」「どの業者に依頼すれば安心なんだろう」など、気になることも多いのではないでしょうか。

そこで、着物買取のよくある疑問を3つ紹介するので、不安解決に役立ててください。

着物買取は知名度がある大手業者に依頼すれば間違いないので、着物買取に関する疑問を1つずつ紹介していきますね。

1.着物の訪問買取はトラブルになりやすい？

着物買取のトラブル事例でも解説していますが、実際に着物の訪問買取でトラブルは多発しています。

「1人暮らしの高齢女性」「認知能力が低下した世代」を狙うことが多く、以下のトラブルは実際に起こった出来事です。

泥棒同然の行為をおこなう詐欺業者も存在するため、着物買取は自分から依頼するとトラブルを回避できます。

訪問買取を依頼した場合は家族が同伴し、かならず何かあったら対処できるような体制を整えておいてくださいね。

2.実際にトラブルを起こした訪問買取の業者名は？

残念ながら実際にトラブルを起こした業者名はリスト化されていないため、社名だけで怪しいのか判断することはできません。

やはり悪徳業者は「社名の変更」「偽名の使用」「架空の住所」など身元がバレないようにしているため、業者名がわからないのは仕方のないことです。

トラブルが起こった業者名はわからないので、個人でできることは「確認」「家に招き入れない」の2つだけです。

買取を断った後の勧誘は違法行為なので、来訪時にあまりにもしつこい場合は警察に連絡してください。

3.着物買取に出すとがっかりするのは本当？

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着物買取は大手業者に依頼すれば詐欺の心配は不要

着物を売却するだけでも詐欺行為に巻き込まれてしまうことはあるので、回避する最良の方法は大手買取店を利用することです。

大手買取店は会社の信用のために詐欺行為はおこなわないので、今回紹介したような悪質な行為は一切ありません。

着物買取の被害件数は一向に減らず、詐欺をおこなう業者は今もどこかで誰かを狙っています。

詐欺に合わないためには大手買取店へ自分で査定依頼をするだけで回避できるので、知らない業者へ着物を託すことは絶対にやめましょう。

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